電池の知識その一

 音響だけで無く、生活にも欠かせない電池。今様々な種類の電池があるが、それぞれに特徴が有り、使い方を誤ると危険な場合もある。身近な物で、充電できない一次電池、充電して繰り返し使える小形二次電池がある。

「一次電池」
・マンガン乾電池
 長所:しばらく休ませると容量が回復し、寿命まで緩やかに電圧が減って行くので、小さな電力で長い時間使う時計、リモコン等の機器に適している。安価。
 短所:容量が少ない、また、その為に使えない機器がある。
 備考:液漏れを起しても、液が中性に近いため錆が生じる程度、危険は少ない。通常出力用の赤色と高出力用の黒色の2つのものがある。
 公称電圧:1.5V(円筒形)、9.0V(角形)
 初期電圧:1.6V(円筒形)、9.6V(角形)
 終止電圧:0.9V(円筒形)

・アルカリマンガン乾電池(アルカリ乾電池)
 長所:一般的に普及しており、何所にでも売っている。マンガンに比べ、容量が大きい。長時間安定した電圧を維持できる為、連続的に電力が使用される携帯機器等が得意。
 短所:性質上、長期保存には向かない。小電力で長期間使用する機器は苦手。内部抵抗が比較的大きいため、デジタルカメラなどのように短時間に大きな電力を使用するような機器にも向かない。寿命近くになると急激に電圧が低下する。
 備考:液漏れを起こすと強アルカリ性の為、機器内部を容易に腐食させる危険があり、目に入ると失明の恐れがあり大変危険。「金パナ」とはパナソニック製の金色のアルカリ乾電池の事である。
 公称電圧:1.5V(円筒形)、9.0V(角形)
 初期電圧:1.6V(円筒形)、9.6V(角形)
 終止電圧:1.0V(円筒形)

・オキシライド乾電池(オキシアルカリ乾電池)
 長所:アルカリ乾電池に比べて約1.5倍の長寿命。デジタルカメラなどのように短時間に大きな電力を使用するような機器に向く。
 短所:小電力機器に使うと、アルカリ乾電池より寿命が短くなる場合がある。
 備考:初期電圧が他の物より高い為、オキシライド乾電池の使用を推奨されていない機器には絶対に使用してはいけない、電池の使用時間は延びるかもしれないが、機器内部の電子回路や回路部品に対する負担が大きくなり、発熱や寿命が短くなる等の影響が生じる。
 公称電圧: 1.5V
 初期電圧: 1.7V
 終止電圧: 1.0V

使用上の注意:
 液漏れは、過放電(寿命を過ぎたまま回路に入れる状態)や異種電池の混用によって引き起こされる。液漏れによって機器の破損、また人体への危険もありえるので、電池が無くなったら早めに処分すること。
 日本では、1992年から、水銀0になったが、外国製の物は水銀を使用している物もあるため、処分には気を付けること。水銀0の物は不燃ゴミとして扱うが、リサイクルを実施している店舗も有る。

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