電池の知識その二

 音響だけで無く、生活にも欠かせない電池。今様々な種類の電池があるが、それぞれに特徴が有り、使い方を誤ると危険な場合もある。身近な物で、充電できない一次電池、充電して繰り返し使える小形二次電池がある。

「二次電池」
・ニッケル・カドミウム蓄電池(ニカド電池、ニッカド電池、Ni-Cd)
 長所:内部抵抗が低く、大電流の放電が可能。過放電、長期間放置しても性能低下が少ない。
 短所:容量が少ない。自然放電が大きいため、時計など小電力長時間には不向き。カドミウムの環境への影響。メモリー効果(完全に放電しないまま、継ぎ足し充電を繰り返し行うと起きる、急激な放電電圧の低下)がかなり起こりやすい。
 備考:使用しているカドミウムが有害なため、使用済み電池の回収が行なわれている。
 公称電圧:1.2V

・ニッケル・水素蓄電池(NiMH)
 長所:ニッケル・カドミウム蓄電池より軽量で1.5倍から3.5倍の大容量。環境への影響が少ない。およそ500回程度充放電可能で長期使用に優れている。
 短所:自然放電がニカド電池より大きい(改良版もある)。過充電に弱い。メモリー効果がニカド電池程ではないが起こりやすい。破裂等の危険性が高い。
 備考:ニカド電池専用充電器でニッケル水素電池を充電すると、破裂する恐れがある。
 公称電圧:1.2V

・リチウムイオン電池
 長所:ニッケル・水素蓄電池より軽量大容量で長期使用に優れている。長時間安定した電圧を維持できる。自然放電、メモリー効果の影響が少ない。
 短所:過充電、過放電に極端に弱く、破裂等の危険性が非常に高いため、一般向けの単電池は一部でしか販売されていない。満充電、満放電状態で保存すると電池は急激に劣化する。
 備考:高性能な電池だが、非常に不安定で危険な電池でもある。外国製の粗悪な物が爆発する事例がテレビでも放送された事もあり、取り扱いには特に気をつける必要がある。ソニーが世紀の大リコールを行ったのも、この電池である。
 公称電圧:3.7V

使用上の注意:
 一次電池とくらべ、液漏れの心配は無いが、破裂、発火、メモリー効果等の不安要素が多数あり、保存法、使用法には多少の知識が必要になる。

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